石鹸の歴史

石鹸の歴史は、紀元前4000年に遡ります。その頃既に、灰を水に加え、その灰汁を洗濯に使用していたと記述されています。灰汁は、アルカリで、それ自体で汚れを取ることができるのです。ちなみに、日本でも、石鹸が入ってくるまでは、米のとぎ汁や灰汁を洗物に使っていました。

さて、その後、ローマ人が羊を焼くときに出る油と灰が流れ込んだ川で洗物をすると汚れが落ちることに気づきました。

時を経て、イタリアのサボナやフランスのマルセイユで、オリーブ油と海草を焼いた灰で石鹸の製造が始まりました。サボナという地名がサボン、フランス語の石鹸の語源となりました。

日本に鉄砲が伝来したとき、石鹸も一緒に海を渡って伝わりました。日本語のシャボン玉もサボンに由来していると言われています。

19世紀になり、フランスの科学者が脂肪酸ソーダが結びついて石鹸となることを発見しました。この発見により、大量に安く石鹸の材料が手に入るようになり、石鹸が大量に製造され、出回ることになりました。こうして、私たちにとって石鹸は身近なものとなったのです。